人を知る

インタビュー

新たなフィールドへの挑戦。
新設店舗の立ち上げを通して、
自分自身の可能性も拡がった。

2000年入庫 / 営業店 支店長

About Project

春日井市役所前支店の立ち上げ

ぎふしんが、約13年ぶりに支店をオープンすることに。場所は愛知県春日井市。知名度の低いエリアで、いかにぎふしんの良さを知ってもらうか。1件でも多くのお客さまと取引を行うための挑戦が始まった。

プロジェクト

基本的な仕事内容

現在は、愛知県内の店舗の支店長として、営業推進、人事・労務管理、人材育成、リスク管理等、多様な業務をこなしながら店舗運営を行っています。
仕事をする上で心がけていることは2つです。歴代の支店長が築き上げてきたお客さまとの関係性を大切にしていくこと。そして、経営資源を最大限に活かし、業績に対しても支店長としてこだわりを持って業務に取り組むことです。さらに、店舗責任者として人材育成やリスク管理といった面もしっかりと考え、バランスが取れた支店運営を目指しています。一緒に働く職員が、「これからもぎふしんで成長していきたい」と思えるような店舗をつくりたいと思っています。

インタビュー風景

印象深いプロジェクト:
知名度の低いエリアでの、新規店舗の立ち上げ

これまでのキャリアで特に印象深い出来事は、春日井市役所前支店の立ち上げでした。そもそも春日井市は、市場性は良いものの、ぎふしんの店舗は1店舗しか無く、2店舗目として新設されたのが春日井市役所前支店です。ぎふしんの知名度が低いエリアで、当庫の良さを知ってもらい、1件でも多くのお客さまと取引をさせていただくことがミッションでした。
ぎふしんを一人でも多くの方に知ってもらうため、オープニングスタッフの間で担当エリアを割り振り、決められたエリアの企業から個人宅の全戸訪問に取り組みました。近隣の店舗の人員も借りながら、1件1件すべてに伺ったのです。当時、私は次長という支店長に次ぐ役職についていましたが、もちろん一緒に訪問しました。役職者といえど、マネジメント専門というよりはプレイングマネージャーとしての色が強いことは、ぎふしんの特徴かもしれません。こんな風に皆が一丸となって行ったこの全戸訪問の最大の目的は、企業先との取引獲得であり、かつ、融資取引へ発展させることでした。取り組みのかいがあって、オープン年度は95社との新規取引を開拓することができました。

プロジェクトを経て得たもの

この新設店舗オープンは、ぎふしんとしては絶対に失敗することのできない計画だったため、日々大きなプレッシャーを感じていました。しかし、オープン後、労いの言葉と共に「成功した」という言葉も多くいただけました。喜びを感じると同時にホッとしたことを覚えています。また、多くの企業と取引を開始したのですが、春日井市役所前支店に在職した3年間で徐々に取引が深まり、親密度も増していきました。新参者の当庫を頼ってくださる企業が増えていったことを感じ取れたのも、新設店舗ならではの味わいだと思います。さらに、それらの取引の中で様々な融資案件と遭遇し、金利だけを重視しない、取引先に寄り添った提案も多数経験しました。おかげで、自分自身の引出しが広がったと思います。

インタビュー風景

この仕事のやりがいと今後の目標

ぎふしんは、まもなく100周年を迎える金融機関です。約100年の歳月を地域とともに歩んできたことは伊達ではなく、個人・企業を問わず、本当に信頼され、頼りにしていただいています。私としても、一つひとつの相談に真剣に向き合い解決していくことで、信頼を信頼で上塗りできていると感じることができ、やりがいとなっています。信頼を得て、お客さまの“夢”の実現を少しでも多くお手伝いをすることで、地域の発展につながっていく。これは、私が入庫を決めた思いと合致します。今後も支店長として、より多くのお客さまと接点を持ち、活動していきたいと思います。

インタビュー風景
1日の流れ

08:30

出勤

仕事の準備から1日がスタート。帳票の確認などを行います。1日の流れは日によってまちまちでルーティンがありません。その日の業務を効率良くさばくためにも、確認と準備が重要です。

09:00

アポイント

私自身のお客さまとのアポイントがある日もあれば、部下の商談に同行することも。案件の難易度や、一人ひとりの力量に応じて、動き方を決めています。
また、来店なさったお客さまの対応をすることもあります。

12:00

昼休憩

忙しい時も、お昼ご飯は必ずとるようにしています。店舗で食事をとることが多いですね。

13:00

デスクワーク

部下が作った融資関係の書類のチェックや、審査を行います。融資する・しないの判断は責任を伴う業務のため、常に緊張感を持って向き合っています。
一方で、部下との日常の触れ合いでは雑談や冗談も交えて、話しやすい・働きやすい雰囲気づくりを心がけています。

17:00

終業

皆が帰りやすくなるように、まずは自分が早く帰るようにしています。
部下のワークライフバランスを考えることも私の仕事です。

入庫の決め手

大学時代は、京都と滋賀で2年ずつ一人暮らしをしていました。どちらも良い場所でしたが、地元と比較した時に「やっぱり地元で働きたい」「地元で人の役に立ち、そして感謝してもらえるような仕事につきたい」と思い、金融機関を志望。その中でもより地域密着なぎふしんが自分の肌にあっていると考えて入庫を決めました。

仕事の必需品

名刺入れ

入庫1年目から20年以上愛用している名刺入れです。営業時代は、名刺を1日で使い切るという気持ちで営業活動を行っていました。苦しい時も共に乗り越えてきたアイテムです。また、実はこの名刺入れには、私の子どもとのエピソードもあります。授業で名刺を作った長男とした名刺交換の思い出。その兄の真似をして、娘も名刺を自作してくれたこと。子どもたちがくれた名刺は今でもこの名刺入れに入っていて、日々、仕事の活力になっています。