先輩女性管理職が語る
多様な価値観を尊重しともに成長する
『女性支店長』が描くぎふしんの未来

清水支店支店長: 木本 直美 
鵜沼支店支店長: 高井 千代美

支店長までの道のり

木本さんは、当庫100年の歴史の中で初の一般店舗女性支店長で、現在は清水支店長、高井さんは鵜沼支店長としてご活躍されています。当庫では代理試験に合格して初めてその先の道が拓けますが、なぜ代理試験を受験しようと決めたのかを聞かせてください。

木本:
当時の支店長に後押しいただきました。私が管理職になったら、結果だけではなく、プロセスやバックヤードで関わった職員もきちんと評価してあげたいという強い思いもありました。
高井:
私は本部への異動がきっかけです。着任直後の部長面接で代理になるように薦めていただいたこともありますが、一般職で営業店を指導する立場になったので、正直必要に迫られた感じでした。

状況は違っても、二人とも仕事をする上で、「管理職」という立場が必要だと感じたのですね。同時に、上司に背中を押していただいたことも大きいですね。そこから支店長になるまでにはいくつかのステップがあったと思いますが、更に上位職を目指したのは何故ですか。

木本:
当時は女性管理職がまだ少なく、副長以上のポジションはほぼ男性で占められていました。当庫でも女性活躍推進の流れが始まっていたので、その期待に応えたい、将来に向けてロールモデルを作らねばという使命感も沸き奮起しました。
高井:
私は、特に上位職を意識したというよりは、副長、次長と順にステップを踏み、その時の目の前の役割に必死に取組んできて今に至っています。

女性支店長として先頭に立ち、道を切拓くのは大変なことも多かったのではないでしょうか?

高井:
それが大変だったことがあまり思い出せないのです。しいて言えば、私が支店長で職員の見本になるのか? もっと経験豊富な支店長の元で学んだ方が職員は成長できるのではないかということは、常に思っていました。
木本:
私も、特に融資業務において、自分よりも経験値が高い職員を部下として持つことになった時には不安もありましたが、結果的には取り越し苦労で終わりましたね。彼らの悩みを聞き、一緒に解決していく過程で、逆にチーム力、結束力が向上したと思います。

常に部下職員のことを思うことで、自分自身の弱みを強みに変えられるのが、女性特有の巻き込み力かもしれませんね。では、支店長になっていちばんの喜びはどんなことですか。

木本:
やはり部下の努力が報われた時ですね。これに尽きると思います。あとは個人的なことになりますが、支店長として活き活き働いている私を見て、息子が誰よりも喜んでくれたことです。
高井:
支店長という肩書きがあるから出会えるお客さまもいます。人生の大先輩のような経営者とも対等にお話ができ、直接ご相談をいただいたり、こちらからのご提案も聞いていただけます。
木本:
後輩職員にも、ぜひ支店長を目指していただき、最高の喜びと遣り甲斐を体験してほしいです。

ぎふしんの未来を描く

当庫の女性管理職比率(代理職以上)は、直近で10%を超えました。現在の女性活躍の状況をどう感じますか。

高井:
今は性別に関係なく、受験資格年齢になったら代理試験にチャレンジするようになりましたよね。実は、私も受験資格年齢になった年に、当たり前のように代理試験を受けました。当時は今のような時代ではなかったので、私のような存在はとても珍しく、異端児だったと思います。今では合格者も男女半数程度となり、ようやくそういう時代になったのだととても嬉しく思います。
木本:
女性が働き続けやすい制度も随分整って来たと思いますよ。私が代理になった時は、息子がまだ3歳でした。両親は遠方にいましたので、子育てと仕事を両立するには、夫や自宅マンションの友人、職場の上司や同僚等、たくさんのサポートが必要でした。今は出産、育児を経ても、女性がキャリアアップできる組織になり大変良いと思っています。
高井:
価値観は様々ですし、特に女性は、ライフステージに応じて優先順位が変化するので、管理職を目指すのが当たり前とは思いませんが、私のようにチャレンジしたいと思う時が来るかもしれないので、準備だけはしておいてほしいと思います。今はより働きやすい環境へ変わっていく過程だと思いますし、きっと10年後には私たちが想像もつかないような社会、職場環境になっているのでしょうね。
木本:
今の代理試験の合格状況からすれば、未来の岐阜信用金庫では支店長の男女比率は半々になっているかもしれません。性別に関係なく、職員が活躍できる組織を目指し、次の世代がより働きやすい環境になるよう、私たちの経験が活きればと思っています。

お二人のお話を伺い、女性が働きやすく、そして活躍できる時代に大きく変化していることを感じます。次に続く後輩たちへ今の思いを繋ぎ、しっかりとバトンを渡していきたいですね。

発行:2025.07発行 岐阜信用金庫広報サステナビリティ統括部
※氏名・所属・役職等は取材当時のものです。