人を知る

対談

先輩×後輩対談

今だからこそ“できること”と
“やるべきこと”に邁進。
どんな時代でも、
「お客さまのために」を貫いていく。

  • 小倉 / 2012年入庫 / 支店長代理 (営業)
    (取材当時)

    岐阜県店舗を2店舗経験し、現在は愛知県店舗に勤務。庫内きってのアイデアマンで、新しいビジネスモデルにも果敢にチャレンジしている。

  • 渡辺 / 2018年入庫 / 営業(取材当時)

    入庫当初は愛知県店舗に勤務し、先輩の小倉より多くのことを学ぶ。現在は岐阜県店舗に所属。担当エリアが市街地のため、移動手段はもっぱらバイク。

01.入庫のきっかけ

お客さまとの距離感の近さと、
幅広い業種・年代の人と出会えることが
ぎふしんの魅力

入庫動機を教えてください。

愛知県の大学に通っていましたが、出身地である岐阜が大好きで、就職は地元で、と考えていました。地元に貢献できる人間になることを目標に企業を探す中で、出会ったのがぎふしんだったんです。お客さまとの距離が近いし、地元にある様々な業種の企業と関われるスケールの大きさも魅力でした。

私の場合は、渡辺君とは違って特に勤務地にこだわりはなく、全国転勤もOK。就職活動の頃は震災の影響で就職氷河期だったこともあって、業種にもこだわらず、100社近い会社の説明会に行きました。

そんなに!その中からなぜぎふしんを選んだんですか?

決め手は社風かな。会社選びでは、会社の顔である人事部の方が、良い面以外の情報も誠実に伝えてくれるかを重視してたんだけど、ぎふしんが一番印象が良かったんだよね。選考を通して全部で5名の人事担当者と会ったけど、皆さん正直でとても話しやすかったから、ここで働きたいなって。他の業種もいろいろ見てメーカーにも魅力を感じたけど、信用金庫なら、業種に関係なくあらゆる企業と関わりが持てるし、いろいろな年代の方ともお付き合いすることができるから、お客さまと共に自分も成長できると思ったのも理由の一つかな。この点は渡辺君と同じだね!

確かに、ぎふしんの面接は話しやすかったです。こちらの言うことをちゃんと聞いてくれるという印象でした。面接の雰囲気は以前から変わっていないんですね。

対談風景

02. 仕事のやりがい

お客さまからの「ありがとう」が
何よりのやりがいとモチベーション

仕事をする上で心がけていることはありますか?

私が担当するエリアには工業団地があり、中小の製造業がたくさんあります。これらの企業の方には融資のご提案を、個人のお客さまには資産運用のアドバイスなどを行っています。金融商品は他行との差別化が難しいので、「何を」購入するかだけでなく「誰から」購入したいかも重要だと思っているので、極力お客さまのところに顔を出し、直接お話しをすることで、“私”を知ってもらうことを大事にしています。

なるほど。では、仕事のやりがいは?

私のお客さまは、個人事業主や、比較的小さな企業の方が多くて、小倉さんと同じように、融資や資産運用のアドバイスを行っています。いずれメインバンクとして利用してもらうことが目標です。運用がうまくいって「資産が増えた!」と喜んでもらったり、設備融資の結果「仕事の幅が広がって従業員が喜んでいる!」という声を直接聞くと、この仕事をやっていてよかったと思います。あと、店舗を異動した時に、「なんで行っちゃうの?」「寂しいね」と言われると、やっぱり嬉しいですね。

そうそう、お客さまの役に立っていたんだと思うと嬉しいよね!

お客さまに喜んでもらえた、印象深い経験はありますか?

お客さまに喜んでもらえた仕事というと、土地の購入から工場新設までお手伝いしたという、一風変わった経験があります。得意先のお客さまから、工場を建てたいという相談を受けたのがきっかけでした。ただ融資をするだけでなく、工場用の土地の選定や購入といったフェーズもお手伝いしたんです。さらに、工場には欠かせないあらゆる設備の仕入れの一端も担いました。ここまで任せていただけたのは、当庫への信頼があってこそだと思います。金額としても、私の経験上最も大規模な案件でしたね。また、お客さま同士のつながりが生まれたのも、この案件の嬉しいポイントでした。工場新設には建築会社や設備メーカーなど様々な業者が関わります。そして、ぎふしんは地域の幅広い業種の企業さまと取引がある。本件のクライアントであるお客さまに、当庫の取引先企業を紹介できたので、各方面で喜んでもらえました。

そんなこともやっているんですね!カッコいい!

いわゆるビジネスマッチングのような仕事ですね。

そうですね。先ほどの案件はお客さま同士のつながりが生まれた例でしたが、他のマッチング例もあって。ぎふしんのお客さまであるお弁当屋さんのチラシを、これまで当庫と取引のなかった印刷会社に依頼したことがきっかけになって、ぎふしんと印刷会社の取引がスタートしたりとか。今後は、こういったマッチングも増やしていきたいと考えているので、仕事のスケールが徐々に大きくなっていくでしょうね。

03.ぎふしんの社風

誰もが自分ごとのように親身になってくれる。
苦労も喜びも分かち合える。

仕事をする上で、これは大変だったという経験はありますか?

入庫当初は個人のお客さまの所を回ることが多いので、車よりバイクをよく利用しました。これが普段は便利なのですが、たまに途中で雨に降られるなんてことも…。でも1日走って戻ってくると、先輩たちが「お疲れさま!」とタオルを渡してくれて、あたたかい心づかいが嬉しいんです。

同じ経験を、支店長も役員もみんなが新人時代にしているから、大変さがわかるんだよね!そんなところから一体感が生まれてくるのかもしれないよね。

本当に先輩たちには助けてもらっています。わからないことや不安に思うことがあって相談すると、どの先輩も自分のことのように寄り添って助けてくれます。上司も、私の成長のことを一番に考えて、アドバイスをしてくれているんだということが伝わってくるので、とてもありがたいです。

支店単位での小さな組織ということもあって、一人ひとりに目を向けられるからできるんだと思います。確かに先輩後輩の仲が良いと思うし、何でも意見が言いやすい風通しのよさも、ぎふしんの社風だね。

上司や先輩が、自然に若手職員を支える文化があるんですね。

そうなんです。たくさん助けていただき、学ばせてもらっています。研修で得られることもたくさんありますが、やはりそれだけでは補えないこともたくさんあって。お客さまのニーズや悩み事には、本当にいろいろなケースがあるので、知識のなさに情けなくなってしまうこともしばしば…。でも、先輩方はどんな時でもお客さまをベストな方法で導く手助けをしてくれます。

やっぱり現場で学ぶことが一番多いですから。私も後輩には積極的に同行するようにしています。

この仕事は現場を見て覚えていくものだと思います。同行してもらうと、自分の足りないところも、自分が目指すべきビジョンも見えてきます。また、どんな時でもどんなことでも、聞けばすぐに答えてくれますので、成長のスピードも早いのではと思いますね。

私が後輩の成長を実感するのは、相談される内容が明らかに変わってきた時。以前は「これはどうしたらいいですか?」という相談でしたが、だんだん「こうやってみたいんですけど」と、主体的な内容に変わってくる。そんな質問をされた時は、嬉しさと同時に頼もしさも感じます。

対談風景

04. お客さまに対する思い

お客さまからの信頼あってのぎふしん。
どんな時でも誠実に寄り添っていく

お客さまに対する思いをお聞かせください。

この仕事の肝は、お客さまから「ありがとう」と言っていただくには何をすればいいか考え続けることです。その結果、お客さまとwin-winの関係になれたら最高ですね!そのためには、まずはお客さまと会うことが大切だなと。

確かに、電話だけだとわからないことが多いですよね。私も対面が基本だと思っているので、フットワークの良さを心がけています。どんなに自分の業務が立て込んでいても、お客さまを最優先に、何かあればすぐに出向くようにしています。時には電話で済ませてしまいたいと思うこともあるんですが、そういう時こそ絶対に行くようにしています。

その心がけが大切!信用金庫は、組織の特性上、お客さまと近い関係でいられるからこそできることがあると思うので、やはり直接会うことが大切。会って思いを聞き、その思いを汲み取って、今後のビジネスアイデアにまで踏み込んで提案する。これからは、そういうことが求められるようになってくると思うよ。あとはどんな時でも誠実に!ダメな時はダメと言う勇気を持つことで、お客さまからの信頼も厚くなるから。

結局、人間性がすべてと言えますね。いかにお客さまと良い関係性を築いて、信頼してもらえるか。そのためには私たちが誠実にお客さまに寄り添っていくことが一番大事なんだと思います。

その通り!稲沢支店は開設して間もない店舗ですが、お客さまが新規のお客さまを紹介してくださるんです。地域の方に信頼してもらっているからこそだと思うので、モチベーションも上がるんですよね!

05.今後の目標

お客さまと手を取り合って
この難局を乗り越えていく。

お二人の今後の目標を教えてください。

世の中が激変している今だからこそ、金融機関としての力を発揮する時だと思っています。特にぎふしんは、地域経済に密接に関係しているので、苦しい時こそ一緒に乗り越えていかなければなりません。金融機関にしかできないことは融資です。その融資も、ただすればいいというのではなく、その先の返済のことまで考えて、お客さまと二人三脚で進めていく。それが私の今やるべきことだと思っています。

私もこんな時だからこそ、“お客さまのために”という原点を忘れてはいけないと、強く思っているんです。お客さまのために今何ができるのか、何をやらなければならないのか、ということさえ忘れずにやっていけば、必ず道は開けていくと信じています。

お客さまのためにという姿勢が、未来につながるんですね。

自分の中に、軸となる部分をしっかりと持っていれば、お客さまからも信頼してもらえますし、その上でやりたいことや目標も自ずと見えてくるものなんですよね。

そうそう。今後は、従来と同じニーズに加えて、ますますビジネスマッチングのニーズが高まってくると思う。そうなってくると、よりクリエイティビティが求められるようになる。そのためにも、お互いに視野も学びの領域も広げていかないとね。

私も小倉さんのような仕事にもどんどんチャレンジしていきたいです。小倉さんをはじめ尊敬する先輩方の背中を追って、私も頑張ります!

対談風景