2021年度 事業の概況について(単体)

損益の状況について

損益の状況については、預け金利息や有価証券利息配当金の増加を主要因とした資金利益が増加、役務取引等利益の増加、経費の減少などにより、経常利益は前期比12億27百万円増加し、60億19百万円となり、特別損益や法人税等を加減した結果、当期純利益は44億44百万円となりました。

(単位:百万円)

  2021年3月期 2022年3月期
コア業務純益 5,368 5,949
業務純益 4,806 5,441
経常利益 4,792 6,019
当期純利益 3,600 4,444
語句説明
  • 【コア業務純益】
    • 業務純益から、一般貸倒引当金繰入額および国債等債券損益を除いて算出され、本来業務から得られる利益をより正確に表す指標です。
  • 【業務純益】
    • 一般企業の営業利益に相当するもので、本来の業務によって得られた利益のことです。
  • 【経常利益】
    • 業務純益に株式の売却損益・償却および不良債権処理に要した費用等を加減したものです。
  • 【当期純利益】
    • 経常利益に特別損益および税金等を加減した最終的な利益です。

預金について

お客さまのニーズに的確かつタイムリーにお応えする各種預金商品の取扱いと、「お客さま本位」のサービスに徹し、地域密着の営業活動を推進してまいりました。その結果、2022年3月末現在、預金残高は736億円増加し、2兆5,573億円となりました。

預金残高、推移

貸出金について

地元企業および個人のお客さまの資金需要にお応えできるよう、各種ローン商品の開発・提供に努めてまいりました。その結果、2022年3月末現在、貸出金残高は、236億円増加し、1兆4,021億円となりました。

貸出金について

有価証券について

(単位:百万円)

2021年3月末 2022年3月末
貸借対照表
計上額
評価差額 貸借対照表
計上額
評価差額
うち益 うち損 うち益 うち損
売買目的有価証券
満期保有目的の債券 8,286 237 237 - 7,307 151 157 6
その他有価証券 630,269 13,047 15,892 2,844 684,714 2,617 13,632 11,014
株式 27,160 8,062 8,428 365 26,677 6,725 7,841 1,115
債券 477,990 2,742 3,585 842 495,401 △1,706 1,610 3,317
その他 125,118 2,242 3,878 1,635 162,635 △2,401 4,179 6,581
子会社・関連会社株式 382 478

自己資本比率について

2022年3月期の単体自己資本比率は9.95%となりました。これは、国内基準である4.00%を大幅に上回っております。

(単位:百万円)

  2021年3月期 2022年3月期
自己資本額 110,415 114,586
リスク・アセット等 1,108,402 1,150,702
自己資本比率(国内基準) 9.96% 9.95%
(総所要自己資本額) (44,336) (46,028)

自己資本比率の計算式

金融再生法に基づく開示債権

(単位:百万円)

  2021年3月期 2022年3月期
金融再生法上の不良債権 38,736 38,528
破産更正債権及び
これらに準ずる債権
5,506 4,019
危険債権 32,523 33,933
要管理債権 706 575
正常債権 1,352,157 1,375,832
合計 1,390,893 1,414,361
不良債権比率(A/B×100) 2.78% 2.72%