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人生100年時代に何が必要か~そのひとつ、資産寿命を考える~3つの寿命 1つ目の寿命は「生命寿命」です。日本は世界でも有数の長寿国であり、2017年の平均寿命は男性81.1歳、女性は87.3歳となっています。平均寿命とは0歳における平均余命のことをいいます。2016年の簡易生命表によると、60歳女性の50%は90歳より長生きし、7%は100歳を超えて長生きすると計算できます。(P2の図表1)人生100年時代に     何が必要か〜そのひとつ、資産寿命を考える〜P.1中小企業経営者と 「人生100年時代」〜お取引先企業アンケート結果より〜P.5事業承継について〜事業承継税制の改正〜P.8CONTENTS資産運用のあり方P.6 「人生100年時代」という言葉を目にする機会が増えてきました。この言葉は「LIFE SHIFT~100年時代の人生戦略~」がきっかけで広まりました。著者の一人であるリンダ・グラットン教授は、政府の「人生100年時代構想会議」の有識者メンバーにも選ばれています。グラットン教授は会議のキックオフ・プレゼンテーションにおいて「現在、日本に生まれる子どもの半分が100歳以上の人生を生きると考えられています」と述べています。 人生100年時代において、いかに資産の寿命を伸ばすかということに焦点を当て、レポートとしました。 2つ目の寿命は「健康寿命」であり、日常において制限がなく健康的に生活できる年齢のことです。厚生労働省によると、健康寿命は2016年時点で男性が72.1歳、女性が74.8歳と年々伸びています。(P2の図表2)平均寿命と比べると男性8.8年、女性12.4年の差があります。最適な健康管理により、この差を縮めることが社会の課題となっています。スポーツ庁の調査(2017年)によると「週に年金積立金全体の資産構成割合(平成30年6月末) 出所:年金積立金管理運用独立行政法人国内債券27.14%国内株式25.55%外国債券15.34%外国株式25.32%短期資産 6.65%P.10P.11No.12920181

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