トーク128
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せぼね(脊椎)のと短期入院手術3大疾患最小侵襲脊椎手術短期入院手術の先端技術 「お年だから、仕方ありませんね」「もう少し様子を見ましょう」と医師に言われて、辛い症状にお困りであることを良く聞きます。 病気が軽度~中度であれば、投薬やブロック注射、リハビリなどで改善できますが、重度の場合は手術の必要性が検討されます。 近年、内視鏡技術の進歩から、小切開による体への負担の少ない手術が可能となり、ご高齢者でも手術が受けられる時代になりました。80~90歳代の方も数多く受けられています。内視鏡手術は、入院期間(1~2泊)が短いので、体力や筋力が落ちることを抑えられることから、ご高齢者にとっては理想的な手術法であると言えます。また、仕事が忙しくて休みが取れないビジネスマン医療法人全医会 あいちせぼね病院●住所:愛知県犬山市五郎丸上池31−1●電話:0568-20-9100脊椎手術実績(11年間):13,052件(全医会グループ全体)脊せき柱ちゅう管かん狭きょう窄さく症しょうの手術MEL(内視鏡手術)PEL(経皮的内視鏡手術)加齢により神経の通り道が狭くなる病気10ミリ内視鏡使用。2泊手術。6〜7ミリ内視鏡使用。1〜2泊手術。脊椎圧迫骨折の手術背骨がつぶれてしまう病気V-P(椎体増幅形成術)3ミリ針使用。1泊手術。針椎つい間かん板ばんヘルニアの手術PLDD(レーザー手術)PELD(PED)(経皮的内視鏡手術)椎間板の中身が飛び出て神経を圧迫する病気レーザーを病巣部に直接照射。日帰り手術。6〜7ミリ内視鏡使用。1泊手術。レーザーファイバー内視鏡椎間板ヘルニア椎間板ヘルニアや体を人一倍気づかうアスリート選手も数多く受けています。 最近の「体への負担の少ない手術法」は、学術的には「最小侵襲脊椎手術」と呼ばれており、世界においては既に20年くらいの歴史を持つものですが、日本ではまだ執刀できる医師が少ないのが現状です。筋肉・靭帯(じんたい)・骨のダメージを最小限に抑えて早い回復を実現する手術です。 レーザー手術、内視鏡手術、固定術などの術式は、それぞれ対象となる症状が異なります。あらゆる術式の中から、患者一人一人の病状に適した術式を選択することが重要です。11健康コラム 〜腰痛治療の最前線〜

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