トーク127
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の経済発展を裏付ける新しい空港に驚きました。5年前との違いはインフラ整備の向上です。電力供給も安定しており、訪問した時期の影響もあるかもしれませんが、今回の訪問では一度も停電を経験することはありませんでした。夜も街灯が街を照らし、大型ショッピングモールの進出をはじめ、病院、日本人学校も開設に至っています。以前は、中古の「カムリ」が多く走っていた通りは、SUV車、ピックアップトラック、レクサス、ハイブリッド車など様々な車を見ることができました。 カンボジアの経済成長率(GDP)は6~7%で推移しています。個人消費意欲も旺盛で、ローカル銀行も住宅、車、バイクのローンを積極的に売り込んでいます。また、小学校へ通う子供の割合は95%と、教育にカンボジア事情 2017年3月にカンボジア、プノンペンを訪れました。プノンペンは、2012年7月、2016年4月に次いで3回目となります。 プノンペンの空港を降りて、近時プノンペンの街にある自動車ディーラー労働集約型産業である 縫製工場の様子プノンペンの日系大型ショッピングモール内は力をいれていますが、町にはあちこちで物乞いする子供もいます。 優秀な人材が乏しく、原材料調達も難しい環境下、引き続き労働集約型産業、輸出加工型産業の進出が期待されるところですが、カンボジア労働職業訓練省(管轄は縫製・製靴業に従事するワーカーを対象)は、2017年の最低賃金を前年の月額140ドルから9.3%引き上げて153ドルにすると定めました。2012年7月時点では61ドルでした。 こうした状況から、賃金上昇による生産コストの上昇が懸念されますが、消費意欲が高まっていることを背景に最近は、各種サービス業の進出が目立っています。 自国通貨は「リエル」ですが、外貨不足から商品売買の基本はアメリカドルです。また一般的に外国人が出入りする店はクレジットカードの決済も可能です。タイ王国首都 バンコクカンボジア王国首都 プノンペン※カンボジアの最新情報や金融サービスを提供するため、2017年4月20日に「カンボジア投資開発銀行」と業務提携にかかる 覚書を締結しました。既にカンボジアに進出されているお客さま、新たに進出を検討されているお客さまは是非ご相談ください。12海 外レポート

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