トーク126
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 市内の移動はタクシーが安全とされていますが、流しのタクシーはいません。ワットタイ国際空港より首都ヴィエンチャン市内中心部まで10km、タクシー代金は74,000キープ(=1,000円程度)です。ラオス人が乗る自動車は日本車、韓国車が多く、車道は左側通行となっています。タイでは見かけない小型車(軽自動車)も走っています。路線バスもあり、バスのフロントには日の丸が掲げられており、親日の印象を持ちます。 またアジア各都市のように渋滞、バイクの洪水といわれる風景は全くありません。タイとの共通点【通貨事情】 通貨は「キープ」(1,000キープ≒14円)ですが、タイバーツも流通しており、使用することができます。500、1,000、2,000、10,000、20,000、50,000のキープ紙幣が流通しており、硬貨は存在しません。 市内中心部には金融機関の建物も多く、外資の金融機関が目立ちます。【食べ物事情】 ラオス料理はタイ料理(国境を接する東北部のイーサン料理)と似ており、また屋台の雰囲気もタイの街と変わりません。 日本料理店も数は少ないものの市内に存在しています。ビールはビア・ラオ(ラオスの国産ビール)がメインですが、日系メーカーのビールのほか、日本酒や焼酎も日系居酒屋に置いてありました。【言語について】 ラオスの公用語はラオ語です。タイ語と酷似しており、タクシードライバーいわく「90%がタイ語と同じ(文字も同じ)」であり、私も片言のタイ語で買い物やホテルのフロントとは会話ができます。 ラオスは寺院を中心とした観光スポットがあり、多くの西欧人・韓国人が訪れます。街の規模は小さく、メコン川沿いにホテル等の観光開発が進んでいます。 また、タイの隣国であり、多くのタイ文化が入り込んでいます。最近ではお菓子や生活用品がタイから輸入されています。またカンボジアほど観光産業が発展しておらず、現在の主要産業も「農業」といえます。こうした背景から、言葉が通じるタイへの出稼ぎ労働者も多く、タイから見れば、「組立工場」としてのラオスには投資の魅力があります。ODAの影響もあり親日的です。今後の展望としては、日本から直接ラオスに投資するよりも、タイに既に進出している企業が「組立工場」としてラオスへ投資することが有効であると思われます。■路線バス■ラオス人が乗る自動車■日系居酒屋■ラオスの料理■市内中心部にある 外資の金融機関13海外レポート

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