トーク125
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機器をはじめとする各種機器が揃っており、積極的に設備を更新し、どのような状況にも対応できる万全な製造体制を整えています。もちろん食品メーカーの原点である品質管理に関しても、厳重な配慮がなされています。 また、素材についても小麦粉や砂糖、油脂、香料など十数種類にも及ぶ原料を使い、「ゴマをいれてつくれないか」「食感をもっと軽くできないか」「割れないようにつくれないか」といったお客さまのさまざまなニーズにも細かくお応えしています。G…想像以上に細やかさが要求され、地道な業務ですが、こうした業務に対応できる人材を育成する方法や組織活性化に向けた取組みをお聞かせください。 アイスクリーム市場が拡大するにつれ、当社もコーン・モナカだけではなく、アイスクリーム製造も手掛け、自社ブランドで独自のアイスクリーム製品をつくろうと考えたこともありましたが、大手メーカーとの競争は得策でないという結論に至り、コーン・モナカ以外には手を広げませんでした。この時の「選択と集中」により、ニッチ市場ではありますが、シェアを伸ばすことができ、結果的に業績の安定につながりました。今では、アイスクリームメーカーの各製品には欠かせないものになったと誇りに思っています。ですから、社員には、当社のコーン・モナカを使ったアイスクリームが店頭に並んだら、私自身がそのアイスクリームを買ってきて、例えば、「この製品のシュガーコーンは君たちがつくったんだよ」と説明しながら、実際に食べてもらうようにしています。そうすることで、店頭販売されるアイスクリームに当社の名前が入らなくても、「こんな有名なアイスクリームに我が社のシュガーコーンが使われているんだ」とプライドを持って仕事に励むことができます。こうしたことが社員全員の新たな満足を生み出し、創意工夫につながっていくのだと思います。 また、当然のことではありますが、若手社員に対しては、業務を通じたOJTなどで信頼される品質を生み出すための基礎的なスキルを十分に習得させます。さらに社員全員には、積極的な気持ちを持ってきびきびとした行動をしてもらうため、「大きな声を出してあいさつをし、話をすること」を日々徹底しています。G…こうした取組みが御社の原動力となっているのですね。さらに顧客満足への取組みについてもお聞かせいただけますか。 当社では、徹底した素材へのこだわり、新たなデザインや用途の研究に加え、特殊製造技術の開発などを含めた総合的な視野から、新製品開発に全力を注いでいます。また、年々厳しさを増す、食品衛生基準に関してもHACCP※、ISO22000※に対応できる能力を核に、さらなる積極的な取組みを行うことで、お客さまに安心、安全かつおいしく召し上がっていただける製品を常にお手元にお届けしていきたいと考えています。 安心、安全を第一に、アイスクリームを引き立てる当社の製品ひとつひとつに、社員の創意工夫とプライドを込めて、ひとりでも多くのお客さまが喜んでいただけるよう今後もたゆまぬ努力を続けていきます。■コーンカップ■シュガーコーン■勝野社長と対談する当金庫 営業企画部 奥村順一部長(右) 鵜沼支店 山田真也支店長(左)4

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