トーク123
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今回の読みどころ 最近、CSRを企業の活力に変えようとする動きがみられます。CSRと聞くと、単純に環境保護・地域貢献といった活動を思い浮かべる方が多いと思いますが、本来のCSRとは、「企業の社会的責任」を指す言葉であり、企業は利益を追求するだけではなく、取引先、従業員、社会全体、株主・投資家などに対し、企業としての責任を果たさなければならないというものです。 今回は、「CSRと企業経営」をテーマにして、『SPECIAL TALK』のコーナーにお二人の経営者にご登場いただきました。 まずお一人目は、自動車産業・半導体産業で使用される「ウエス」「手袋」のクリーニングを主体に、航空機向けの特殊クロスの製造販売などを行っている日本ウエストン株式会社の臼井麻紗杜社長です。同社は障がい者の雇用を生み出すために考えた商品やサービスを核にして「人を活かす」経営を追求し、2015年2月には社会貢献企業を表彰する公益社団法人日本フィランソロピー協会の「第12回企業フィランソロピー大賞」を受賞しました。 お二人目は、産業用ロボット、コンベア、食品機械などの一般産業機械の構成部品を開発、製造し、大手企業もまねできない多品種少量、短納期の「ものづくり」を強みとしている株式会社岩田製作所の岩田修造社長です。同社は私用でスマートフォンを使わないことを奨励する「デジタルフリー奨励金制度」などのユニークな取組みで、従業員の「考える能力」や「雑談(コミュニケーション)能力」を強化し、また、メセナ活動(文化、芸術活動を支援する活動)にも力を入れ、社会貢献活動に尽力している企業です。 こうした取組みが評価され、岩田社長は、2014年1月には日刊工業新聞社主催の「第31回優秀経営者顕彰」において「日刊工業新聞社賞」を受賞しました。 さらに、『情報の泉』のコーナーでは、「CSRが企業経営を変える」というテーマで企業インタビューを通じて伺った話を基に企業経営とCSRの密接な関係について考えます。今後の経営のヒントとなれば幸いです。 最後に当金庫の最近の取組みを掲載する『ぎふしんTOPICS』のコーナーでは、「地域発展に向けた取組み」や「ぎふしん青年重役会の活動」などを紹介しています。また、平成27年4月には、「城東支店」を新築建て替えオープンし、写真とともに掲載していますので、あわせてご覧いただきたいと思います。 以上が『トークぎふしん』№123の内容です。ご意見、ご要望がありましたら、お近くの店舗にお寄せいただきますようお願いします。               岐阜信用金庫 営業企画部 マーケティンググループ

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