トーク122
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 当金庫は企業経営者の皆さまのご協力のもと、「中小企業景気動向調査」を四半期に一度実施しています。調査項目の一つである「人手過不足DI(人手が「過剰」、「やや過剰」と回答した企業割合から「やや不足」、「不足」と回答した企業割合を差し引いた値、マイナスは人手不足を示す)」が平成26年7~9月期において△24.8となり、平成26年4~6月期の△17.6からマイナス幅が7.2ポイント広がり、人手不足感が強まりました。今後も人手不足感は強まる予想で、平成26年10~12月期の人手過不足DIは△29.5となっています。 こうした昨今の人手不足に加え、人口減少、高齢化が進展する日本にとって、喫緊の課題は「労働力の確保」と言えるのではないでしょうか。 この課題を克服する方法として、最近よく耳にするのが、「女性」や「高齢者」の雇用促進です。 今回は、過去の「中小企業景気動向調査」から、当金庫お取引先企業の「女性」や「高齢者」を取り巻く雇用環境についてまとめてみました。今後の経営のヒントとなれば幸いです。「女性」を取り巻く雇用環境について「女性」や「高齢者」を取り巻く雇用環境についてテーマ 平成25年5月から6月にかけて当金庫が実施した中小企業景気動向調査(岐阜県・愛知県のお取引先企業687社から回答)において、「女性の活躍を推進する取組み」についてお尋ねしたところ、「取組んでいる」と回答した企業割合は29.9%、「今後取組む方向で検討している」と回答した企業割合は23.4%となりました。一方で「取組んでいないし、予定もない」と回答した企業割合は約半数の46.7%となりました。(図①参照)10女性の活躍を推進する取組み取組んでいる29.9%今後取組む方向で検討している23.4%取組んでいないし、予定もない46.7%(図①)

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