トーク120
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G…その他の事業についてもお聞かせください。 主体は長期実践型インターンシップ事業ですが、この他には採用支援事業と人材育成事業を行っています。具体的には、革新的なチャレンジをする中小企業が、優秀な学生を採用することを支援するとともに、一度都会に出てから、やりがいを求めて転職を志す若者と中小企業をマッチングさせる業務を手掛けています。また、人材育成事業については、G-netが社外人事部となり、企業と採用者に対する継続的な支援を行っています。新たに11月よりビジネススクールとの提携により、今後の中小企業を担う若手人材育成セミナーを開始しました。さらに、私個人としては、岡崎ビジネスサポートセンターOKa-Bizのビジネスコーディネーターも務め、中小企業の経営サポートもしています。 このインターンシップは、企業にとっては、今後新卒者を採用する時に備え、新入社員を育成する仕組みを構築する機会となるのはもちろんのこと、新しい発想をもたらす若い人材と接することができるチャンスとなるのです。一方で、学生にとっては、中小企業で社会に出る前の修行をさせてもらいながら、働くことや、自分のやりたいことをじっくり考える機会となります。G-netも「若者を生かし一緒に新規事業に挑戦していきましょう」というスタンスで育成を外側からサポートしていきます。具体的には、G-netが調整役となり、企業と学生との間で振り返りの機会を設け、定期的にフィードバック面接を実施しながら、学生のモチベーションを高める工夫を重ねています。G…中小企業でインターンシップをした学生が仕事や企業に惚れ込み、そのまま就職するケースが増えているようですね。 はい、一部上場企業にも就職できるような、優秀な人材が定着した例がいくつかあります。当初、インターンシップを修了した若者のサポートを想定して創業支援を事業の柱としていましたが、企業を創業し、永続的に根付かせることは難しく、それよりも革新的なチャレンジをする中小企業経営者の右腕となる人材を育てることが、若者の将来にも、地元企業の活性化にも大きく貢献すると気づきました。こうしたことから、長期実践型インターンシップ事業をG-netの事業の主軸とし、活動を広げています。SPECIAL TALK8

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