トーク119
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の知識を身に付け、介護用住宅リフォーム事業に取り組めば、介護者に最高のサービスが提供できるのではないか」との思いが強くなってきました。そこで、「カネ九商事」は、平成21年7月に「kanekuコーポレーション」へと呼称変更し、同年11月には、「セントラル建設」に「住宅事業部門」を新設しました。新生「セントラルグループ」として、介護用住宅リフォームも事業として行えるようにしたのです。 こうした介護用品レンタルを切り口に住宅リフォーム事業も伸ばしていくという「シナジー効果」こそが「複業化」の事業そのものであり、まさに建設不況に苦しむ地域密着型建設業者がよみがえるビジネスモデルなのです。建設と介護の「複業化」が生む驚きのシナジー効果G…建設と介護の「複業化」ビジネスの実績について教えてください。企業ルポ 介護の世界では、地域のケアマネージャーと呼ばれる介護支援専門員が介護用品のレンタル業者に住宅リフォームを発注するケースがほとんどです。しかしながら、こうした業者は、家具や医療器具販売業などからの進出例が多く、住宅リフォームには全くの素人です。そこで建設会社を下請けに使います。しかし、下請けの建設会社の多くは、在宅介護にも介護用品の知識には疎く、結果として、在宅介護者とうまくコミュニケーションが取れず、トイレの手すり一つでさえもお客さまが使いやすいように取り付けることができないといったお粗末なリフォームとなってしまうのです。 「カネ九商事」で「介護用品のレンタル事業」を開始した当初は、介護用住宅リフォームの話が来ても、「セントラルグループ」において、住宅建築のノウハウがなかったために、外注せざるを得ませんでした。しかしながら、「地域に密着した建設業者である私達が在宅介護や介護用品建設と介護の複業化ビジネスの魅力 従来土木系の建設会社であった弊社は、当事業の開始によって、下記のような受注件数を上げてきました。4

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