トーク119

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時代とともに歩むG…御社の成り立ちとこれまでの歴史について教えてください。阿部社長(以下、社長と表記)…当社は、明治元年に雑貨を扱う「港屋阿部商店」として産声を上げ、明治20年「カネ九阿部商店」と名を改めました。私が5代目となりますが、明治、大正、昭和と時代が移り変わる中で、雑貨、飼料、石油、プロパンガスを取り扱うなど、常に形を変え、商売を続けてきました。しかしながら、思うように利益を上げることができず、昭和30年に「カネ九商事株式会社」を設立し、建材業へと転換しました。そしてしばらくすると、当社現会長がその建材販売の営業先であった恵那土木事務所の所長から「これから間違いなく舗装の時代が来る」との助言を受けました。その当時、当社には建設の技術など全くありませんでしたが、地元の業者と協力して、岐阜県初の舗装専門会社となる「中央舗道株式会社」を設立しました。昭和36年、現会長が32歳の時でした。戸惑いと不安が渦巻く船出となりましたが、予想どおり当初は赤字続きでした。赤字が4年間も続き、「この先、どうなっていくのだろう」という状況まで追い込まれましたが、この頃、転機が訪れます。それは、昭和40年に開催された「岐阜国体」でした。この「岐阜国体」を契機に売上が倍増し、ようやく舗装事業が軌道に乗るようになったのです。 それから、20年程は、日本は高度経済成長の時代に突入し、建設産業も活況を呈しました。舗装もタール舗装からアスファルト舗装に切り替わる時期で、将来はアスファルト需要の増大が見込まれたことから、昭和49年には、恵那に大型のアスファルトプラント「恵那アスコンセンター」を建設しました。この設備増強によって、当社のアスファルト生産能力は飛躍的に向上しました。その一方で、増加する建設工事に伴って発生するアスファルト塊、コンクリート塊などの建設副産物の処理問題が社会の大きな関心を集めるようになってきました。こうした時代の変化をとらえ、当社では建設副産物を再利用することは資源の有効利用の観点、生活環境の保全の観点からも重要な課題だと考えるようになりました。そんルルルポ企業セントラル建設 株式会社 代表取締役社長 阿部伸一郎 氏セントラル建設 株式会社 突入し、建設産業も活況を呈しました。舗装もタール舗装からアスファルト舗装に切り替わる時期で、将来はアスファルト需要の増大が見込まれたことから、昭和49年には、恵那に大型のアスファルトプラント「恵那アスコンセンター」を建設しました。この設備増強によって、当社のアスファルト生産能力は飛躍的に向上しました。その一方で、増加する建設工事に伴って発生するアスファルト塊、コンクリート塊などの建設副産物の処理問題が社会の大きな関心を集めるようになってきました。こうした時代の変化をとらえ、当社では建設副産物を再利用することは資源の有効利用の観点、生活環境の保全の観点からも重要な課題だと考えるようになりました。そんセントラル建設 株式会社 セントラル建設 株式会社 セントラル建設 株式会社 セントラル建設 株式会社 代表取締役社長 岐阜県恵那市に本社を置く「セントラル建設株式会社」は、昭和36年に岐阜県初の舗装専門会社として設立し、現在は、舗装・土木工事を手掛けるほか、建設と介護を組み合わせた「複業化」ビジネスを推進し、業績を向上させている企業である。 建設不況のあおりを受け、それをカバーするために同社のグループ企業である「kanekuコーポレーション(カネ九商事株式会社)」が平成18年3月に「介護用品のレンタル事業」に進出。これを契機に「介護用に住宅もリフォームしたい」という相談が数多く寄せられるようになり、「セントラル建設」に住宅事業部門を新設した。これが、建設と介護の「複業化」ビジネスのきっかけである。 その後は、順調にリフォーム事業が成長し、平成24年5月末までの約6年間で、介護用品をレンタルした延べ1,394人の顧客から受注した住宅リフォームは586件を数えるまでとなった。 地域に密着し、かつ介護、建設に明るいところが「セントラルグループ」の強みであり、平成24年6月には、居宅介護支援事業所も開設し、更なる事業融合を進めている。 こうした介護事業参入のノウハウは「国土交通省フロンティア事業」として、全国の中小建設業者向けに広がりつつある。両社の社長を兼ねる阿部氏は、建設と介護の「複業化」ビジネスにより一社でも多くの建設業者が立ち直り、安定経営の力となりたいと意気込む。 今後の動向にますます期待が膨らむところであるが、今回はグループ力を発揮し、地元からの信頼も厚い「セントラル建設株式会社」のこれまでの歩みや経営の秘訣について、阿部社長にお話を伺った。G…聞き手/営業企画部長 山口 貴生2

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