トーク117
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成長著しい大手優良メーカーの『モノづくり』を影で支えるプロフェッショナル集団~『世界最速レベルの超高速マシン』は社員の自由な発想や挑戦を大切にする社風から生まれる~ こうした経営理念のもと、社員一人ひとりがオープンな社風の中、持てる能力を十二分に発揮し、お蔭様で、現在は53名の社員(パートを含む)を持つ企業に成長することができました。つくるのは世界でたったひとつの「オンリーワンマシン」G…御社の設立経緯がよくわかりました。10年前のエネルギーが今の御社からも脈々と伝わってきます。では、御社の事業内容を教えてください。社長…当社は、様々な業種のお客様の依頼、要望を受けて、お客様のご希望に沿った自動化や省力化などを実現する「オーダーメイドの専用機」つまり付加価値の高い「オンリーワンマシン」を設計、製造しています。お客様の多くが大手・優良メーカーであり、こうしたメーカーの「自動化」「省人化・省力化」を影でお手伝いしています。日本国内はもちろん、海外展開をしておられるお客様の海外工場でも、当社の「専用機」が使われています。 あらゆるメーカーがコスト削減のために取り組んでいるテーマは「自動化」であり、「省力化・省人化」です。ですから、当社には、衛材メーカー、自動車関連メーカーなど様々な業界から「専用機」の開発依頼が来ています。得意分野は、世界最速レベルでの生産を可能にする「専用機」であり、完成するのに1年程度かかるものもあります。金額も高額なものでは数億円になるものもあります。 このように当社で開発する「専用機」は、他社にはない当社独自のものばかりです。したがって、予期せぬ問題に直面することも日常茶飯事で、苦労が絶えません。しかし一方では、お客様のニーズを形にしようと新しい技術を取り入れながら、前向きに挑戦することができ、モノづくりの醍醐味を味わうことができるのも事実です。苦労を乗り越えた社員の表情は明るく、生き生きとしています。こうした社員の顔を見ることが私の喜びです。G…大変自由で風通しの良い社風の中、うまく社員の統制を図られていますね。社長…当社は、創業当時から「社員全員参加」が基本の会社です。つまり、社員の一人ひとりが「経営者意識」を持ち、仕事に取り組んでいます。例えば、どの「専用機」の開発を担当するのかも、上司からの指示ではなく、「自ら名乗り出て、担当する」が、当社の社風です。社長の私が、何かアイデアを出すことはあっても、1から10までトップダウンで決定することはありません。必ず、社員の意見を尊重し、極めて民主的な形で仕事を進めています。そのため、上司部下との人間関係、社員同士のコミュニケーションがうまく図られ、自由な社風であっても、皆がバラバラになることはありません。お客様の商品をより高速、低コストで製造する。これこそが当社の永遠のテーマG…有能な社員の皆さんに支えられ、業績も順調に推移されていますね。社長…お陰様で業績も少しづつ安定してきました。中でも、当社が現在お取引している大手衛材メーカーA社は、創業した当時から懇意にしていただいています。 少子高齢化で、国内市場が縮小する現状にあって、人■対談中の山口営業企画部長(右)と猿渡支店長(左)■社員のモチベーションを高める「社員全員参加型経営」で柔軟かつ先進的なモノづくりを実践7

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